人体の神秘に翻弄された二回目でした。34歳AMH2.86でまさかの3個!!
卵子凍結時の状況
卵子凍結を行った時期:2025年1月
年齢:34歳6ヶ月
婦人科系疾患:あり(子宮内膜症(チョコレート嚢胞))
治療歴:31歳の時に経腹超音波検査で4cmのチョコレート嚢胞が見つかり、超低用量ピル(ヤーズフレックス)を3年間服用しました。3年後にはチョコレート嚢胞は経腹超音波検査で見えない大きさ(1cm以下)まで縮小していました。卵子凍結を行うにあたり、産婦人科医の指示で最初の卵子凍結開始の2ヶ月前から超低用量ピルの服用を停止。
卵子凍結歴:2ヶ月前に一回目の卵子凍結を行い、採卵12個、凍結8個という結果でした。
卵子凍結を行った不妊治療クリニックの料金体系
治療中にかかる費用
低刺激(副作用が少ない)の場合
スクリーニングパック:5万円
卵巣刺激パック:10万円
採卵パック:15万円
高刺激(採卵できる数が多い)の場合
スクリーニングパック:5万円
卵巣刺激パック:20万円
採卵パック:15万円
採卵後にかかる費用
卵子1〜4個(クライオトップ1本):49,500円
卵子5〜8個(クライオトップ2本):60,500円
卵子9〜12個(クライオトップ3本):71,500円
卵子13〜16個(クライオトップ4本):82,500円
卵子17〜20個(クライオトップ5本):93,500円
・クライオトップ(凍結容器)1本につき1〜4個の卵子を凍結可能
・クライオトップ10本まで1つの保存タンクに保存可能
・一度の採卵で卵子を20個以上凍結する場合はクライオトップ1本ごとに11,000円かかる
凍結後にかかる費用
保存凍結料:保存タンク1つあたり毎月3,080円
治療内容
初回は月経3日目に受診します。2ヶ月前に行なっているのでスクリーニングは行われず、採血をしてE2(エストロゲン)、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン)の値を調べました。
一回目と同様、高刺激(アンタゴニスト法)での卵巣刺激となりました。
大規模なクリニックのため完全分業制のようで、医師は担当制ではなく毎回のように違う医師(同じ日でも内診と診察も違う医師だったりする)なのですが、今回の二回目の受診日に内診した医師に左右にぐりぐりぐりぐりとやられたので、その後2日間トイレの度に沁みました。他の医師の内診はここまで痛くなかったのですが。
スケジュール
月経3日目を1日目として刺激周期が開始されます。
採卵二回目は最初の5日間エストラジオールが処方されました。
一回目は採卵日の2日前の夜には採卵誘発剤の点鼻薬を使用しましたが、二回目ではさらにHCG注射も加わりました。
刺激周期 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 |
受診日 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | 採卵 | |||||||||
HMGフジ | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | 225 | ||
ゴナトロピン1000 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | 30 | |||||
セトロタイド | A | A | A | A | A | ||||||||||
エストラジオール | 6 | 6 | 6 | 6 | 6 |
E2値が上がらない
一度目の採卵の時は順調に上昇していったE2値が二度目の時はなかなか上がらず、内診でも卵胞があまり増えませんでした。
一度目は採卵前には大きな卵胞が15個、小さいものを合わせると20個ほどできていましたが、二度目は卵胞が大きな卵胞が7個、小さいものを合わせても10個しか出来ず。右側の卵巣には小さな卵胞しかできない状態でした。
採卵一度目のホルモン値
刺激周期 | 1 | 5 | 8 | 12 |
E2 | 39 | 739 | 1769 | 5802 |
FSH | 7.7 | 14.3 | 16.2 | 15.2 |
LH | 4.9 | 2.7 | 2.0 | 1.0 |
HCG | 1.7 | 1.9 | ||
P4 | 1.28 |
採卵二回目のホルモン値
刺激周期 | 1 | 4 | 8 | 10 | 13 |
E2 | 39 | 171 | 1054 | 1065 | 2335 |
FSH | 9.8 | 14.1 | 13.1 | 13.6 | 13.9 |
LH | 6.0 | 2.3 | 3.2 | 4.5 | 2.5 |
HCG | <1.00 | 1.1 | <1.00 | 1.9 | |
P4 | 0.92 | 4.13 |
採卵当日
午前7時から絶食なので早朝に起きて朝食を済ませました。
11時30分にクリニックに到着し、汚れても良いワンピースに着替えて、順番が回ってくるまで手術の待合室のベッドで待機しました。
今回は手術の順番が2番目だったので20分程度ですぐに手術室に呼ばれました。
手術は静脈麻酔ありで行われたので手術中の痛みはありませんでした。採卵できる個数が少なかったためか30分程度で終わり、中途覚醒もありませんでした。
麻酔が抜けた後は昼食と糖分入りの飲み物を摂取するように指示されました。
着替えて会計を済ませて終了でした。
前回よりも早く終わったため、午後2時には帰宅できました。
治療中の体調
卵胞刺激ホルモン剤投与中は若干気持ち悪いような気がする程度で、食事は普段と同程度にとっていました。
一回目は肌が荒れましたが、二回目は全然荒れませんでした。
E2があまり上がらなかったせいか眠気が出たのは採卵日の前日と当日だけでした。
手術後は痛みというほどの痛みはなく、多少違和感がある程度でした。
採卵結果
採卵7個、成熟卵3個、未熟卵1個、変性卵2個、その他1個で3個凍結できました。
34歳、AMH2.86、高刺激法(アンタゴニスト法)でまさかの凍結3個だったため、ウーバーイーツで特上うなぎまぶしを注文してやけ食いしました。
年齢の割に成熟卵の割合が低いですが、子宮内膜症(チョコレート嚢胞)以外の持病はなく、生活習慣も気をつけており(週5回以上30分以上のウォーキング、食事はアプリで記録、夜11時までに就寝、BMI20.4、喫煙歴なし、受動喫煙なし、飲酒せず)、原因は不明です。
この次の生理周期に行った三回目の卵子凍結では採卵13個で成熟卵を8個凍結できたので、調子が悪い周期だったのかもしれません。
かかった費用
卵巣刺激パック:20万円
採卵パック:15万円
卵子3個(クライオトップ1本):49,500円
採卵後の診察:4,726円
合計404,226円でした。