時給３１ドル（５０００円弱）という高時給オンライン出稼ぎで話題のOutlierに登録してみたところ、メールアドレスが自動的にOutlier communityのusernameになり、不特定多数の人から見える状態になってしまいました。始めからOutlier専用のgmailを作って登録すれば良かったです。
登録から数日かかってやっとusernameを変更する方法がわかりました。
Outlier登録時にgoogleアカウントで登録
Outlier登録時にメインとして使用しているgoogleアカウントで登録したところ、usernameが自動でgmailの@よりも前の部分にされてしましました。自分のアカウントのページを見てもusernameが変更できるところはありません。
usernameが表示名になる
Outlierでは他の人と協働するときにOutlier communityというところでチャットやメッセージを使うのですが、その時の表示名がusernameになります。つまり、メールアドレスが名前として表示され、他のOutlierで働いている人たちから誰でも見られる状態になってしまいます。
私がメインとして使用しているgmailのアドレスは登録可能文字数ギリギリまで長くしていたので非常に目立つ上に、メールアドレスが不特定多数の人に知られる状態もセキュリティ上良くありませんでした。
メールアドレスが流出する危険性
・gmailの場合はパスワードが推測されたらグーグルアカウントにログインされる
グーグルアカウントはgmailのアドレスとパスワードでログインするため、メールアドレスが流出すると、あとはパスワードを推測されればアカウントに不正にログインされてしまします。
・フィッシング攻撃を受ける可能性
フィッシング攻撃とは、ユーザをだましてログイン情報、クレジットカード番号、企業の機密情報など価値ある情報を詐取するサイバー犯罪のことです。銀行や証券会社を真似たメールを送り、パスワードの変更を迫るなどしてログイン情報などを入力するように誘導します。
サイバーセキュリティに詳しそうなAI企業でメールアドレスが晒される謎
サイバーセキュリティに詳しそうなAI企業でusernameがメールアドレスにされ、自分で変更することができず、そのusernameが表示名としてチャットやメッセージで表示され、不特定多数の人に見られる状態にされてしまうのは心底謎だと思いました。なぜこのようなシステムにしてしまったのか不思議でたまりません。
管理者に直接質問したが返事はない
チャットに書き込むと自分のメールアドレスが他の人に丸見えなので、何人かの管理者権限を持つ人にメッセージを送ってusernameを変更できないか質問してみたのですが、返事をくれた人はいませんでした。
Outlier communityのusernameの変更方法
usernameを変えるために新しいメールアドレスでアカウントを作り直そうとしたところ、登録の条件に「Outlierアカウントを持っていないこと」とありました。
先に今あるアカウントを削除しようと思ったところ、以下のような警告メッセージが表示されました。
Your account will be deleted and you will no longer be able to log in to Outlier. This action is irreversible; you will not be able to reactivate your Outlier account. Note that deleting this account will not result in any other Outlier accounts you may have becoming unblocked, and that if you attempt to create an account in the future, it may be blocked in accordance with Outlier’s Terms of Use.
If you do not wish to be blocked from accessing the Outlier platform in the future, please do not delete this account and instead use the “Need Help?” button on your dashboard to contact our support team. Learn more about account deletion here.
お客様のアカウントは削除され、Outlierにログインできなくなります。この措置は不可逆的であり、Outlierアカウントを再び有効にすることはできません。また、今後アカウントを作成しようとした場合、Outlierの利用規約に従ってブロックされる可能性があります。
今後、Outlierプラットフォームへのアクセスをブロックされたくない場合は、このアカウントを削除せず、ダッシュボードの「ヘルプが必要ですか？」ボタンから我々のサポートチームに連絡してください。アカウント削除の詳細については、こちらをご覧ください。
「Need Help?」ボタンは、Outlierにログインして右上のイニシャルをクリックしたときに表示されたメニューの「Community」をクリックし、次に表示されたページのヘッダー上にあります。
↓Outlierにログインした時のヘッダー。右端に自分のイニシャルのボタンがあります。
↓イニシャルのボタンをクリックするとメニューが表示されるので、Communityをクリックします。
↓Communityページのヘッダーの右の方にNeed Help?ボタンがあります。２０２５年５月現在、このボタンをクリックすると「Frequently Asked Questions」というページが表示されます。
↓Frequently Asked Questionsの下の方に以下のように書かれています。その下にスクリーンショットがあり、Outlierのトップページの左下に？マークのボタンがあり、そこからサポートに連絡できるようになっていたようですが、残念ながら古い写真であり、現在とは表示が異なっています。
I still need help!
If you still need help, please log in to https://app.outlier.ai and use the “Need help” option to ensure that the support ticket gets routed with your specific account information to expedite the response.
まだヘルプが必要です！
それでもまだサポートが必要な場合は、https://app.outlier.ai にログインし、「ヘルプが必要」オプションを使用して、特定のアカウント情報を使用してサポートチケットが送信されるようにしてください。
↓２０２５年５月現在、Outlierのトップページ（Communityページではなく、ログインしたときに最初に現れるページ）の左下にあるのは？マークではなく吹き出しのマークです。
残念ながらこの吹き出しのマークをクリックすると現れるのはチャットボットであり、すぐにサポートに質問することはできません。サポートに質問するには、チャットボットが回答できない質問をし、人間のOutlier Support Teamに繋げさせる必要があります。
このチャットボットに「How can I change my username on Outlier community?」と質問すると、「I’m happy to assist you in submitting a ticket to our support team.」と表示され、人間のOutlier Support Teamに質問できるようになりました。さっそくusernameがメールアドレスになっているので変更できないか質問しました。
一時間程度で登録したメールアドレスに返事が来て、「Outlier Communityのusernameを変更する権限とツールはサポートチームのみが持ってるので、使用したいusernameを教えてください。」と書かれていました。使用できるusernameの条件は以下のようでした。
Outlierアカウント名と同じであることが望ましいです。
ニックネームやあなたと無関係の名前は使用できません。
役職を連想させるイニシャルを使用することはできません。必ずしもフルネームである必要はありません。省略してもかまいません。
本名と関係のないニックネームの使用は、コラボレーターとQM/TL間のコミュニケーションを困難にするため、Outlier Communityのガイドラインで使用を避けるよう取り組んでいます。
希望のusernameを返信すると、無事に変更してもらうことができました。
注：実際は英語でのやりとりです。
結論：usernameは変更できるがサポートを探し当てるのが大変
usernameは自分で変更することはできませんが、サポートに（英語で）連絡すれば変更してもらえます。しかし、以前は直接人間のサポートに質問できたものの、２０２５年５月現在は人間のサポートに繋がるまでにはAIチャットボットを突破しなければならず、サポートを探し当てるのが大変でした。
