馬超墓は馬超廟、馬公祠とも呼ばれ、後漢末年の軍閥、蜀漢の骠騎将軍馬超の墓地です。馬超墓祠全体は前後院に分かれていて、前院に本堂(信著北土)、漢中争覇展(兼資文武)、馬超生平展(一世の傑)の三殿があります。後院と前院は漢恵渠によって隔てられ、その間に石板橋が通じており、「風雨橋」と命名されています。後院は馬超が埋葬された墓地です。
北京に語学留学中、労働節(5月1日~5日)の連休中に西安を旅行しており、2018年5月3日に馬超墓祠を観光しました。
馬超墓祠への行き方
勉县まで高速鉄道で行く場合:
高速鉄道の最寄駅は勉县駅です。小規模な駅なので電車の本数が少ないです。漢中駅(汉中站)から1日6便運行しています。

勉县駅から馬超墓祠まではタクシーで13分程度です。

地図上に勉西という駅がありますが電車は運行していないようです。高速鉄道のアプリで検索しても何も出てきません。

漢中から勉县までバスで行く場合:
私はこの方法で行きました。まず高速鉄道で漢中駅(汉中站)まで行きました。

漢中駅↓

高速鉄道の漢中駅前にあるバスターミナルから勉县行きのバスが出ています(5分か10分毎に発車しているとか)。西安から日帰りで来ていたのでバスターミナルがすぐには見つからずに焦りました。
漢中駅を南側に出て広場に行くと汉中客运枢纽站と書かれている建物が見えると思うので、その建物に入って奥に行くと長距離バスがたくさん停車している広場があったと思います(うろ覚え)。その中から勉县行きと表示されているバスを探して乗り込みます。当時大人一人片道10元でした。切符は建物内で購入できたと思います。勉县までは一時間ほどかかります。


当時行き方の参考にさせていただいたサイト↓
https://4travel.jp/travelogue/10540100
https://www.iobtg.com/Cc.Mianxian.htm
途中で(バスか運転手の交代か何かだったのか)乗客全員下ろされて他のバスに乗り換えさせられたりしながらこのバスを終点まで乗ると勉县の中心っぽいよくわからない場所で降ろされたので、そこから滴滴出行(タクシー配車アプリ)でタクシーを呼んで馬超墓祠まで行きました。当時は中国に語学留学中で中国のSIMカードも中国の銀行口座もあったのでネットに繋がっていればどこからでもタクシーが呼べました。2023年に再び中国に行ったときは滴滴出行はAlipayから使えるようになっており、支払いも日本のクレジットカードでできるようになっていました。
中国語で調べると、2024年には漢中駅から勉县行きのバスは片道11元、勉县の28路口で下車して、3路というバスに乗り換えて诸葛古镇というバス停で下車する、という情報がありました。
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馬超墓祠の観光
入り口付近にチケット売り場がありました。

チケット↓


入り口から入ってすぐのところにある案内板↓

馬超渭水敗曹操↓

奥に馬超墓祠の敷地の中心部分にある建物(本堂)が見えます↓

チケットにも載っている建物(本堂)↓

さらに奥に進むと門があり↓

橋か廊下のようなところ(風雨橋)を渡ります↓

ここが馬超の墓石がある一番奥の部分です↓

墓石を囲う建物↓

馬超の墓石↓


一番奥の墓石のある部分から入口の方を見たところ↓

馬超墓祠の裏側↓
実は裏側から来ると無料で観覧できてしまいます(2018年当時)。現地の中国人はだいたい裏から来ているようでした。


馬超の像↓

昔の馬超墓は屋根や囲いもなく野晒しだったようです↓

帰り
すぐ近くにある勉县武侯祠(馬超墓祠〜勉県武侯祠間は徒歩8分程度)も観光してから、滴滴出行(タクシー配車アプリ)でタクシーを呼んで勉县汽车站(長距離バス乗り場)まで行き、バスで漢中駅まで帰りました。

漢中駅のホーム↓

高速鉄道のビジネスクラスの席(ビジネスクラスしか空いてなかったので)↓
