2020年12月28日より、地下鉄1号線の西方面の終点である紡織城駅(纺织城站)から北西に向かって地下鉄9号線が営業しており、華清宮へは地下鉄9号線の華清池駅(华清池站)から徒歩6分程度で行けるようになりました。
北京の大学に語学留学中だった労働節(5月1日~5日)の連休中に西安を旅行しており、2018年5月2日に兵馬俑に行った帰りに華清宮を観光しました。
西安への行き方
空路で行く場合:
西安咸陽国際空港(XIY)までは成田空港、関西空港、中部国際空港から直行便が運行しています。
現在は西安咸陽国際空港から西安市内までは地下鉄で繋がっているようです。
2018年当時は空港から市内まではエアポートバスで行きました。エアポートバスの乗り場は、空港:第2ターミナル1階出口付近、西安駅:陇海大酒店地下鉄1号線五路口駅A出口から北へ徒歩1分、価格は片道25元でした。空港→西安市内:陇海大酒店の駐車場を出て右側に50メートル歩くと交差点前に地下鉄五路口駅のA出口が見えます。西安市内→空港:陇海大酒店から空港へ向かう際は、駐車場横にある「博福超市」と書かれた入り口から建物に入ります。博福超市は陇海大酒店に併設されているスーパーです。
陸路で行く場合:
西安市内の高速鉄道の駅は西安北駅(西安北站)、西安駅(西安站)、西安西駅(西安西站)などがあります。北京から西安に行ったときは寝ている間に着く寝台列車を利用したりしました。
西安市内から華清宮への行き方
最寄駅は地下鉄9号線の華清池駅(华清池站)です。華清池駅から華清宮へは徒歩6分程度です。

兵馬俑から華清宮への行き方
兵馬俑の帰りに華清宮へ行く場合、兵馬俑前のバス停(大きな始皇帝の像があるあたり)で「兵马俑-华清池定制」「临潼游613」「临潼602路」のどれかのバスに乗れば華清池駅まで行くことができます。
華清宮の観光
地下鉄9号線が開通していなかった頃は、兵馬俑や華清宮への行き方は西安駅の東側からから游5路(306路)というバス(終点が兵馬俑駅(兵馬俑站))で行くという方法でした。2018年5月2日に行ったときもこの方法で行きました。
華清池バス停↓

華清池バス停から華清宮へ向かう間にあったオブジェ↓



華清宮前の広場にある玄宗皇帝と楊貴妃の像↓
玄宗皇帝と楊貴妃といえば…玄宗皇帝の寵妃のひとりである武惠妃の産んだ息子の李瑁(りぼう)の妻となった楊玉環に玄宗皇帝が一目惚れし、楊玉環を出家させて体裁を整えたうえで自分の妃にしたというエグい話が…玄宗皇帝と楊貴妃の歳の差は34歳だそうです。玄宗皇帝と楊貴妃の話は「恋愛」とか「悲恋」とかいう扱いになっていますが…玄宗皇帝の方は楊貴妃のことが好きだったとしても楊貴妃のほうは果たして結婚相手の父親で34歳も年上で5、60代の玄宗皇帝のことが好きだったんでしょうか?観光当時20代だった自分は「皇帝に惚れられたら女性側は嫌でも拒否権ないだろうしこんな後世までお爺さんと恋愛扱いされて楊貴妃気の毒だな…」と思いながら観光しました(汗)

中国によくある飾り↓

温泉銘↓

まだ観光客用の入り口ではないです↓

入り口近くにある像↓

入り口↓
山の上までロープウェイが通じているのが見えます。

チケット↓
当時中国の大学発行の学生証があっても外国人は学割が利かず大人一人150元でした。2025年3月現在は120元のようです。


入り口を入ったところ↓

華清宮の地図↓
現在地が赤い人形で示されています。主に宮殿部分と山の部分があります。宮殿部分だけであれば観光するのにあまり時間はかかりません。山の部分を自力で登る場合は時間も体力も必要です。

楽善亭↓
この辺りが華清池のはず。あとから見返してこんなに写真撮ってなかったっけ?と思いました。

望湖楼↓
傍に西安事变旧址 五间厅(西安事変旧址 五間廳)の碑があります。

五間廳のあたり↓
西安事件(1936年(民国25年)12月12日に中華民国陝西省長安県(現:西安市)で起きた、張学良・楊虎城らによって蔣介石国民政府軍事委員会委員長が拉致・監禁された事件)が起こった時に蒋介石が滞在していたところだそうです。








五間廳の奥の方から登ります↓

昭陽門↓
ここから山登りです。

唐華清宮図(唐華清宫圖)↓

山登り中の景色↓




字が潰れていて分かりにくいですが、日月亭というところまでは登っていたようです↓
体力が保たなかったのでこの辺りから下山しました。
蔣介石拉致部隊が突入してきた時、「蔣介石は侍衛官竺培基から避難するよう伝えられると、竺培基、特務員施文彪、従兵蔣孝鎮の4名で塀を乗り越えて脱出した。一行は裏山の標高790mの斯家山の頂上付近まで退避したが、途中警護の者達は次々と銃弾に倒れ、蔣介石は一人岩間に身を潜めた。」とあるので、蒋介石氏はかなりの健脚だったようです。
引用元:
https://www.weblio.jp/content/%E8%A5%BF%E5%AE%89%E4%BA%8B%E4%BB%B6

玄宗皇帝と蒋介石氏か↓

杨小姐と老佛爺↓
杨小姐は楊貴妃、老佛爺は「清朝の皇太后、太上皇帝の尊称」などと出てくるので玄宗皇帝なのか玄宗皇帝の母の昭成順聖皇后竇氏(とうし)なのか祖母の武則天(則天武后)なのか…

出口付近の案内板(キャラ看板)↓









津陽門↓

梨園楽坊↓

梨園博物館↓
疲れていたからかろくに見て回ってないです。

出口↓

出口を出たあたりにあるオブジェ↓
中央右寄りに写っている男女は兵馬俑行きのバスから降りて兵馬俑に向かう時に前にいた人たちにそっくりなので同じようなルートで観光していたのかも…

当時は游5路(306路)バスの終点が西安駅だったため、西安駅に着いたところ↓
2019年10月末から游5路(306路)バスの終点は地下鉄1号線の西方面の終点である紡織城駅(纺织城站)になったようです。
参考サイト:


中国は外卖(フードデリバリー)文化が盛んなので旅先での食事はほとんど外卖で注文していました↓
ホテルに帰り着く20〜30分前に美团か饿了么という外卖アプリから注文すればホテルのロビーで受け取れて帰ってすぐに食べられるので非常に便利でした。2023年以降はAlipayで日本のクレジットカードが使用できるようになっていたので、短期旅行で中国の銀行口座が無い場合でも注文できると思います。
